近年、ハンドメイドを楽しむ方が増えてきましたね。今、何かハンドメイドはされていますか?
物作りがお好きな方は何かしら様々なハンドメイドをされているかもしれませんね。

ここ数年で流行りだしたレジンをご存じですか?
レジンの魅力と言えばやはりその透明感です。
色々な素材を封入して出来るレジン作品の透明さは本当に美しく、何も封入せずにただレジンを固めるだけでもその美しさを楽しめます。
素材にどんなレジン液を使い、どんな形にし、どんなものを封入し、どんな色を付けるか。
これらのどれを選ぶかで無限のデザイン性があります。
レジンに興味をお持ちになっている方、またご自分でハンドメイドをしたいと思われている方も多くいらっしゃると思います。
でも、いざレジンを始めようと思っていても聞いたことのない用語や、まずどんなものを用意して何から始めたらいいのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私自身もそうでした。
私が実際にレジンに興味を持ち初心者だった頃に、分からなかったことや疑問をまとめて書き留めておいた一冊のノートがあります。
今でも見返すことは多々あります。
そのノートから初心者の頃の気持ちを再現し、皆さんとシェアすることで、より多くのレジンファンが増えてオリジナルの作品も増えていく…こんな嬉しいことはありません。

年齢も性別も関係なく楽しめるレジンを始めてみませんか?
不器用でも大丈夫!手先が器用でなくても大丈夫!
初心者さんでもすんなりとレジンを始められるようにご説明いたします。
初めてのレジン制作の第一歩
レジンを始めたい初心者さんが求めることは、詳しい説明より最低限の知識と作り方ではないでしょうか?
レジンを始めるための最低限の知識だけで良いから知り、実際制作を始めたいという気持ちではありませんか?
詳しい知識は順々に着けていくこととして、まずは第一歩からのスタートをしてみましょう!

そもそもレジンて何?

レジンとは、簡単に説明するならば「透明な樹脂」のことをいいます。
樹脂は英語でレジン(rejin)というのでそう呼ばれています。
この樹脂は紫外線や太陽光にて硬化します。
透明な液体状の樹脂にドライフラワーやラインストーン、ビーズやチャームなどの封入パーツを入れたり、着色剤で着色したりして硬化させることで色々なデザインを楽しむことが出来ます。
レジンは封入パーツや着色の色、流し込む型や形を変えることで無限にデザインを選べるのです。
初心者さんにおすすめのレジン液の種類

レジン液には何種類かあるんです。
でも、初心者さんにおすすめのレジン液の種類をここでは説明しておきます。
他の種類に関しても知識を付けたい方は下のリンクをクリックして下さいね!
レジン液の種類について詳しくはこちら ➡
レジンの作品を作成するために不可欠なものはレジン液です。
レジン液の種類には何種類かありますが、初心者さんには近年改良されたUV-LEDレジン液をおすすめします。

UVレジン液をさらに使いやすくしたレジン液といってもよいでしょう。
現在もUVレジン液は多くの方が使用されていますが、UV-LEDレジン液にシフトされる方も増えています。
この理由は、硬化の速さが一番にあげられるでしょう。
レジンの作品を作成していく過程で硬化する作業は何度もあります。
この硬化時間の短縮は作品を作成する上でとても効率の上がる要因になります。
初心者さんには大きなメリットですね!

UV-LEDレジン液のその他の利点
- 透明度が抜群に高い
- 気泡が入りにくい
- 時間が経っても黄変しない
- レジン特有のにおいがない
1、3、の利点もレジン作品を制作にはとても大きいでしょう。
完成した作品の仕上がりの美しさと、その作品が時間が経っても美しさを保ち続けてくれます。
他のレジン液と比べると一目両全です。
試しに他のレジン液も使って作品を制作してみて下さい。
これからだんだんと改良されていくレジン液に今後も期待できそうで楽しみですね!

さらに知っておきたいUVレジン・LEDレジン液のタイプ
UVレジン液・UV-LEDレジン液はハードタイプ・ソフトタイプ・グミタイプに分けられています。
それぞれ硬化後の特徴がありますのでご自分の作りたい作品に合ったタイプを選んでみましょう。
- ハードタイプ
- 固くて表面はツルツルした仕上がりになり透明度が高い。
- ソフトタイプ
- ハサミで切れる柔らかさで表面はマットな仕上がりになりしなやかな弾力性がある。
- グミタイプ
- ソフトタイプより柔らかく表面は触って楽しめる仕上がりになりしっかりした弾力性がある。
初心者さんは、まず最も多く使用されているハードタイプから始めてみるとよいでしょう。
固くて軽いのでアクセサリーの制作にむいているタイプです。
UVレジン液・UV-LED液の硬化について
どちらのレジン液も太陽光の紫外線に当てるか、UVランプに当てることで硬化します。
UV-LEDレジン液はUVランプに加え、LEDライトで硬化することが可能です。
太陽光に当てて硬化する場合は天気の良い日に窓際に置いて硬化させましょう。
大体5分ほどで硬化します。
ただ、太陽光で硬化するとなると天気が良い日だけしか楽しめませんね。
そこでレジン初心者さんにはなるべく作品を数多く練習して欲しいことからも、硬化用のライトを用意することをおすすめします。
初心者さんにおすすめのLEDライト
UVレジン液・UV-LEDレジン液を硬化させる便利なライトにUVランプとLEDライトがあります。
結論から言えばLEDライトがおすすめです。

その理由には以下の利点がかなりのポイントになるためです。
- 硬化時間がとにかく早い。
- 形がコンパクト
- メンテナンスの必要がない
これからレジンを始めるために硬化用ランプを用意することを考えているという初心者さんには迷うことなくLEDライトをおすすめします!

ここでは初心者さんにおすすめのLEDライトの紹介でしたが、UVランプについてや、UVランプとLEDライトの詳しい説明も知りたい方は下のリンクをクリックして下さいね!
UVランプとLEDライトについて詳しくはこちら ➡
レジン初心者さんが揃えておきたい最初の道具について
レジンについての最低限の基本を押さえたところで実際に初心者さんが用意しておくべき道具をご紹介します。
練習用として用意する場合、なるべく家にありそうな物や購入するものでも安価なものを選びたいですよね。
これは私の経験ですが、初めてレジンで作品を制作しようとしたのも関わらず、どこに売っているかも知らないまま全て専門店で道具を購入してしまいました。
初めてレジンというものを扱うのですから最初から成功するなんてことはなく、結局は失敗の繰り返しで無駄使いをしてしまいました。
今では100円ショップにもたくさんのレジンに関する道具や材料が置かれています。
まずは練習用に100円ショップで揃えられるものは揃える方が良い選択かもしれません。
手芸コーナーだけでなく、ネイル関係のコーナーも探してみて下さい。
かなり使える材料が見つけられますよ!

実際初めての練習に用意する道具と材料のおすすめ
- レジン液
- UV-LEDレジン液をおすすめします。
100円ショップにもハードタイプのUVーLEDレジン液があります。
着色済みのUV-LEDレジン液も割とたくさん色が揃ってます。
色を付けたい方はその中から好みの色を選んでも良いですね。
- UV-LEDレジン液をおすすめします。

- モールド
- レジン液を流し込むシリコン製の型です。
100円ショップにもいろんな形のものがあります。
作りたい形を探して見て下さいね。
- レジン液を流し込むシリコン製の型です。


レジンの作品の形を作るものには色々あるんです。
使うものによって手段もポイントもそれぞれ異なります。
ここでは初心者さんが最初に練習しやすいモールドという型を使った方法を紹介します。
モールド以外の作品の形を作るものについては下のリンクをクリックして下さいね!
レジン作品の形を作るものについて詳しくはこちら ➡
- 封入パーツ
- レジンの中に封入したいご自分のお好きなパーツを選んで用意してください。
100円ショップにもどれにしようか迷うほどたくさんの種類があります。
ドライフラワー、ビーズ、スパンコール、デザインペーパーなど。
ネイルコーナーにはネイルシールやネイルストーンなどがあり、より多くのバリエーションが期待できますよ。
- レジンの中に封入したいご自分のお好きなパーツを選んで用意してください。


レジンに封入するものはとてもたくさんあって色んなアレンジが可能です。
でも、中には封入にむかないものもあります。
ここではほんの一部の例を挙げただけなので他の封入物を色々探して見て下さい。
どんなものが封入出来てどんなものが封入にむかないかについては
下のリンクをクリックして下さいね!
レジン作品に封入できるものと出来ないものについてはこちら ➡
- ピンセット
- 封入パーツをつかんで配置したりします。
100円ショップにもあります。
ネイルコーナーにあるもので先が細く曲がったもののほうが細かいパーツもつかみやすく、細かい作業がしやすいです。
- 封入パーツをつかんで配置したりします。

- つまようじ
- レジン液を流し込んだ時に入ってしまった気泡を取り除いたり、着色部分との境目をぼかすときなどに使います。
もちろんご家庭にある普通のつまようじで大丈夫ですよ。
- レジン液を流し込んだ時に入ってしまった気泡を取り除いたり、着色部分との境目をぼかすときなどに使います。

- やすり
- モールドから外した作品の表面を整えます。
100円ショップのネイル用のやすりで大丈夫ですよ。
やすりをかける時間がかかってしまいそうでしたら工具コーナーにもあります。
- モールドから外した作品の表面を整えます。

- クリアホルダー
- レジン液が定着しないので、作業するときの下敷きにしたり、小さくカットしてレジン液を出しておきたい時やレジン液を混ぜたりしたい時にあると便利です。

- マスキングテープ
- モールドから出してからの作業の際の固定に使います。なるべく幅が広く、色柄のないものがおすすめです。

- ビニール手袋
- レジン液が手につかないように使います。レジンアレルギーを引き起こすこともあるそうなので必ず着用して作業してください。

- LEDライト
- ご自身のご判断で必要な場合は用意してください。
もちろん慣れるまでは太陽光でも大丈夫です。
- ご自身のご判断で必要な場合は用意してください。

最終的に制作した作品を何にするかで他にも道具は必要になってきますが、それは後に用意するとして、初心者さんの練習にはこれだけ揃えれば大丈夫です。
あくまでも練習段階ですので全て100円ショップのものでも構いません。
何度か挑戦して慣れてきたら専門店のものもおりまぜながらさらに広がったバリエーションを楽しみましょう。
練習をしてみよう!

材料と道具をそろえたらさっそく練習してみましょう。
何より繰り返し練習することが大切です。
繰り返すうちに必ず上達してきますよ!私も何度も失敗してきましたから!
レジン作品の制作手順~初めてのレジン作品の練習

部屋の換気をし、ビニール手袋を装着します。
必要であればマスクもしてくださいね!
お選びいただいたレジン液によっては臭いが気になる場合もあります。
上記で初めての練習に揃える道具やパーツを参照し、用意しましょう。
- クリアホルダーの上にモールドを置きます。

- モールドについているほこりなどをマスキングテープでペタペタと取ります。

モールドの底が作品の表面になるのでしっかりと異物を取り除きます。
- モールドの3分の1までレジン液を入れたら、モールドを傾けたりつまようじを使ったりしてレジン液を全体に行き渡らせます。(ビニール手袋は必ず着用してくださいね!)

気泡が入ってしまっている場合はつまようじの先で刺したり拾って取り除きます。
(気泡はまだ練習段階なのでそこまで気にしなくても良いでしょう。
わざと気泡を入れるというデザインもあります。)
- 太陽光で約5分硬化するか、LEDライトに1分ほど当てて硬化します。

太陽光の場合は表面がまだベトベトしていたらもう少し時間を延ばして硬化してください。
- 硬化したらさらにモールドの8分の1までレジン液を流し入れ、全体に加えたレジン液が行き渡るようにつまようじで伸ばします。

- 封入したいパーツを配置します。

ピンセットでパーツをつかみ、配置したい場所に置きます。つまようじも併用して位置を調整します。
気になる気泡をつまようじで取り除きます。
- 太陽光に5分ほどまたはLEDライトに1分ほど当てて仮硬化します。

- 硬化したらモールドいっぱいまでレジン液を入れます。

気になる気泡を取り除いて表面を整えます。
- 太陽光に10分ほどまたはLEDライトに5分ほど当てて完全に硬化します。

- 硬化したらモールドから外します。

取り外した底の面が作品の表面になります。

- やすりでいびつな部分を削り、表面も裏面も凹凸をなくしツルツルになるように磨きます。
- (モールドからレジン液がはみ出して固まっている部分をバリと言いますが、バリが出来てしまっている場合はやすりで削ってしまいます。)

- やすりで削った際に付いた粉や表面・側面・背面に付いた粉をきれいに拭きとります。

- 作品の大きさに合わせてクリアホルダーをカットし、その上にマスキングテープで作品が固定できるよう用意します。マスキングテープは粘着面を上にします。

- マスキングテープの粘着面上に作品の表面が上になるようにセットします。

- 表面にレジン液を少しのせて全体に伸ばしコーティングします。

- マスキングテープで固定したまま太陽光またはLEDライトに当てて硬化します。

- 裏面も同様にコーティングして硬化します。

- 表、裏、側面のコーティングが出来たら完成です!


まとめ
初めてのレジンの作品の制作はいかがだったでしょうか?
もっと上手に出来ると思ってた…という方も?(私がそうでした…。)
練習していくうちにだんだん必要な道具や材料に気が付くかと思います。
もっと便利に作業が出来る道具や材料、もっとアレンジを広げるために必要な道具や材料。
実際に制作してみるとわかることですよね!
また、せっかくの作品がそのまま見てるだけのものというのも勿体ないので、アクセサリーなど身に着けられるものにしたいものです。
それにはまた必要な道具があります。
練習に慣れた方は、よりレジンを楽しむために必要な知識や情報をだんだんとお伝えしていくので参考にして下さいね!
よりレジン作品の制作を楽しむために
練習をある程度した方はそろそろ本格的にレジン作品の制作を始めていきませんか?
材料になるパーツや便利道具、アクセサリーにするためのパーツやそのための道具を揃えてみましょう。
お店行くと色んなものが置いてあり、ワクワクして一日中でも見ていられるほどですよ!
レジン作品の制作の仕上がりに差をつける道具の紹介
練習時はなるべく費用を抑え実用的なものを道具として取り扱いました。
これから本格的に趣味にしたい方は下記の道具が必要になるでしょう。
エンボスヒーター
エンボスヒーターとはUVレジン液を流し入れたりする際にできる気泡をレジン液を温めることで無くす度ライアーのようなものです。
気泡は温めることで消すことが出来ますが、ドライアーでは温度が低すぎて代用できません。
エンボスヒーターは温風でレジン液を温めます。
ドライアーの温風よりかなり温度の高い温風が出ます。
火傷に気を付けて使用する必要があります。
2段階での温風設定が可能なものもあり、レジンを扱う作家さん方は必ず持つものと言っても良いでしょう。
レジン作品をアクセサリーにする時に使う道具とパーツ
仕上がった作品をアクセサリーにする場合に必要な道具
ピンバイス
作品に穴をあける道具です。
これは手動ですがホビールーターといって電動で穴をあける道具もあります。
平ヤットコ
丸ヤットコ
丸カン
9ピン
など…